りんごかもしれない [7歳]
ある日、男の子が学校から帰ってくると、テーブルのうえにリンゴが置いてありました。
しかし、そのりんごを見て、とある疑問を抱いてしまった男の子。
「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」
りんごがりんごであることを疑う男の子の想像は、とどまるところを知らずにどんどん大きくなっていきます。
これはりんご型のメカかもしれない。
らんご、るんご、れんご、ろんごと兄弟がいるかもしれない。
ほんとはオシャレがしたかったかもしれない。
いろんなかもしれないをイラストとともにみると、とてもユニークな発想だなと感心しました。
二人に読み聞かせましたが二人とも引っかかるところが全く違い、それも面白かったです。
息子はメカになったリンゴに引っかかり、娘はおおきな家のところに引っかかりました。
自分で読めるようになって、いろいろと物事の積み重ねがある人の方が楽しめるような気がします。
2歳児の息子も話は聞いていたけれど、ざっくりと読んで好きなページを眺めるという楽しみ方でした。
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