子うさぎましろのお話 [7歳]
クリスマスがやってきて、北の国のどうぶつの子どもたちもそれぞれおくりものをもらいました。
サンタ=クロースのおじいさんは北の国にすんでいるので、ここの子たちから順番におくりものをくばっていくのです。
なかでも白うさぎの子“ましろ”は、いちばん先にもらいました。でも、おおきなお菓子をぺろっと食べ、もっと他のものがほしくなった“ましろ”は、しろい体に炭をぬりつけてべつのうさぎの子のふりをすることにします。
おくりものを手にいれたあと、ましろは炭をおとそうとして、払ってもこすっても黒色がとれないことに、急にこわくなります。
このおくりものをかみさまにおかえししておこう。土のなかへうずめてと思いつきます。
その、かみさまにおかえししたおくりものは、一年でぐんぐん大きくなり、ある日もみの木のはやしのなかで、一本だけきらきら光かがやく、うつくしい木になります。
ふしぎなことに、そのもみの木には世界中の子どもたちにプレゼントできるほどのおもちゃがなります。
子どもの頃に読んだ本でした。
なんとなく、嘘をつくのが怖かったという記憶が有りましたが、娘も同じような感想になりました。
大人になってから読み返してみると、サンタの優しさがすごく伝わってきます。
温かい、クリスマスのお話でした。
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