おはじきの木 [6歳]
11年前、空襲で奥さんや子供を亡くしたげんさんが、焼け残ったにれの木を訪ねます。
その木の前で、出会った女の子と出会い、げんさんは、おはじきが大好きだったかなこが空襲でひとり残され、この木の下で亡くなってしまったこと。だからこの木の中で、かなこがおはじきをしてるんじゃないかと思ったことを女の子に話しました。
ひとりでおはじきをするのはつまらないよという女の子と、小さな子にわかっててもらうのは無理なのかと思うおじさんとが読んでいて切なくなってきます。
夢なのか、霊的なものなのか、昼間の女の子と、亡くなったかなことが一緒におはじきをする楽しそうなシーンも出てきます。
やるせない、もの悲しい、寂しい気分になってきますが、何とか読むことが出来ました。
ぽろぽろとお互いに涙がこぼれて来ましたが、読んで良かったと思います。
どうしてこの本を図書館で選んだのかを聞きそびれました。
2015-05-04 12:44
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