ブタヤマさんたらブタヤマさん [6歳]
ブタヤマさんは、ちょうとりに夢中。
うしろからおばけや、大きなイカやヘビなどが呼びかけても知らん顔。
ちょっとだけ怖いような顔をしてのぞいていたり、気味が悪かったりしますが、ブタヤマさんは最後まで気がつきません。
その様子が面白いみたいで、ブタヤマさんたらブタヤマさんと歌うように呼びかけながら読みました。
タグ:長 新太
おはじきの木 [6歳]
11年前、空襲で奥さんや子供を亡くしたげんさんが、焼け残ったにれの木を訪ねます。
その木の前で、出会った女の子と出会い、げんさんは、おはじきが大好きだったかなこが空襲でひとり残され、この木の下で亡くなってしまったこと。だからこの木の中で、かなこがおはじきをしてるんじゃないかと思ったことを女の子に話しました。
ひとりでおはじきをするのはつまらないよという女の子と、小さな子にわかっててもらうのは無理なのかと思うおじさんとが読んでいて切なくなってきます。
夢なのか、霊的なものなのか、昼間の女の子と、亡くなったかなことが一緒におはじきをする楽しそうなシーンも出てきます。
やるせない、もの悲しい、寂しい気分になってきますが、何とか読むことが出来ました。
ぽろぽろとお互いに涙がこぼれて来ましたが、読んで良かったと思います。
どうしてこの本を図書館で選んだのかを聞きそびれました。
いじわるなないしょオバケ [6歳]
うっかり ママの たいせつな しんじゅのくびかざりを こわしてしまった サラ。
ほんとうのことがいえず、ないしょにしていたら、くちから オバケが とびだしちゃった!
オバケの名前は「ないしょオバケ」
内緒の言葉を歌いながら部屋をぐるぐる回って、サラにいじわるをします。
しかも、一つ内緒が増える度に「ないしょオバケ」も新しくピョコン。
「何でも正直に話すのは難しいけれど、オバケが出ないようにがんばろう」
女の子は、最後にそう思います。
可愛い絵だったけど、怖いお話だったと娘は言っていました。
小さい嘘や内緒はあとあと大きくなってきて、自分を困らせることもあります。
その辺りがわかるようになってきているから、怖いと感じたのかなと思いました。
さんまいのおふだ [6歳]
うたうしじみ [6歳]
ある日、魔法使いは、夕食に食べようと しじみをかってきました。
夕食のしたくをしていると しじみたちが、プチプチと いびきをかいてねています。
そしてときどき小さなからだを満足そうに動かしています。
そして魔法使いは、ぐつぐつ煮えたぎったダシの中に しじみを入れてしまうことが出来なくなってしまいます。
しじみたちに情がうつってしまって、一緒にすみませんかと言われてしまう魔法使い。
とても繊細な絵で、柔らかい雰囲気が娘のお気に入りでした。
しじみの歌を聴いてみたいと言っていましたが、スーパーで売ってるしじみでも歌ってくれるかどうか。
ぷくぷくと泡を吐き出しているところは見られると思いますが。
タグ:児島 なおみ